Think clearly 著者: ロルフ・ドベリ

Think clearly

ロルフ・ドベリ
作家、実業家。1966年、スイス生まれ。スイスのザンクトガレン大学卒業。スイス航空会社の子会社数社にて最高財務責任者、最高経営責任者を歴任後、ビジネス書籍の要約を提供する世界最大規模のオンライン・ライブラリー「getAbstract」を設立。35歳から執筆活動をはじめ、ドイツ、スイスなどのさまざまな新聞、雑誌にてコラムを連載。著書『なぜ、間違えたのか?――誰もがハマる52の思考の落とし穴』(サンマーク出版)はドイツ『シュピーゲル』ベストセラーランキングで1位にランクインし、大きな話題となった。本書はドイツで25万部突破のベストセラーで、世界29か国で翻訳されている。著者累計売上部数は250万部を超える。小説家、パイロットでもある。スイス、ベルン在住。

Think Clearly この複雑な世界を生き抜くための、鮮明なる指針

1.他人から良く思われようが悪く思われようがあなたの人生にとって何も関係ない
 ☑ 自分の本心に忠実に従うことであなたの人生がより豊かになっていくはず

2.人間はとかく固定観念に捉われてしまうもの
 ☑ 自分の思い込みで判断することはやめて、もっと冷静になって判断するように心がける

3.あなたの過去の経験はもちろん大切なもの
 ☑ しかし、過去の経験に捉われているばかりで現実を全く直視できないようなら、あなたの今後の人生はきっと満足いかないものになってしまう

安請負に潜む罠

今まで何か頼まれたことを断ったことがありますか?

→ 要した労力に見合うほどの見返りは貰えていないことが多い

互恵的利他主義に潜む罠
他人から頼まれるとどうしても断われないという心理「互恵的利他主義」

 健康保険のような、全く縁もゆかりもないような多数の人々が協力し合っているもの
 →「互恵的利他主義」のおかげで人間の生活は豊かなもの

 他人から何らかの恩を受けたら恩返しをしなければならないと思い込んでしまう 

❶ここで相手の頼みを引き受けておいたらいずれ相手からも恩返しがあるかもしれないと考える

❷相手に気にいってもらえるように頑張ってしまう

❸その依頼を実行するのに要する時間とか労力を何も考慮しないまま引き受けてしまう

何事も5秒で判断してしまおう

本当に価値があるか
   ⇓ 5秒
結論を出す
 お断りします OR やってみよう

※断ったところで以後あなたに全くチャンスが来なくなってしまうわけもない
※そもそもその依頼を断ったところであなたが使えない人間と呼ばれる筋合いもない

必要のない技術など持っていても無駄

車の時速を求める
 ・車を購入する資金を得るためには何年間も働く
 ・いざ車を買えばガソリン代もかかるし、保険にも加入する
 ・違反をしようものなら罰金までも払う

こういった費用を積み上げていって計算したところ、
アメリカ製の車の真の時速は6km → 歩いても大して変わらない

世間一般には技術を使うことで時間の短縮と費用の節約が可能になるように思われてるわけですが、実際にその技術を使いこなすための諸経費を計算に入れてみると、実は必要な金額は大して変わらない

必要のない技術など持っていても無駄
その技術が本当に必要なものかよく考えてみよう

例:メールの送受信
・メールを使えば当然自分宛に送られてくる
 メールをいちいち閲覧する手間が増える
・そもそもメールをやりたければまずパソコンなりスマホなりを購入しなければならない
・そういった機器を購入すればアプリの更新なども当然必要になる
 → 他人に何か要件を伝えたいと思ったらメールで送ろうが郵便で送ろうが費用は大して変わらない

「反生産性」に関してしっかり考察してみましょう。

物事はもっと大きな目でとらえよう
Q.寒い北海道より暖かい沖縄で暮らせば幸福なのか?

もしあなたが真冬の北海道に居住していたとすると、雪が降りしきる風吹の中を凍り付いた路面を通って通勤しなければなりませんので相当につらい

逆にあなたが沖縄に住んでいれば真冬でも日当たりは良好ですし、特につらい思いはしなくて済むでしょうから北海道に住むより幸福

A.北海道だろうが沖縄だろうが 毎日の生活というのは実際には大して変わらない
どちらの日常生活も大して変わらないのであれば、沖縄で生活したところでどれほど幸福になるのでしょうか?ほとんど違わないような気もしませんか?

視野を広くして自分を振り返ろう

「フォーカシング・イリュージョン」
…同じことを違う立場から見ると評価が変わってしまうこと

例  ・毎朝買っている缶コーヒーが売り切れだっただけで仕事の調子が悪い

物事をある側面から一方的に見つめないように、その物事をもっと広い視野から眺めることが大切なのです

ネット上での評価なんて気にするな

世間一般の評判と自分自身の評価が必ずしも同じとは限らない
→「内部からの評価」と「外部からの評価」をはっきり認識する

内部からの評価  外部からの評価

物事を評価するのに自分の価値観で評価するのと
他人の価値観で評価するのでは
一体どちらがあなたにとって重要なのか

他人の評価など取るに足らないものでしかない

誰でも本音では他人に嫌われたくない
→ 他人の価値観よりも自分の価値観の方がよっぽど大切

他人に何か言われたところであなたの人生は簡単に変えられるような軽いものではない

SNSの普及により誰もが他人から認められたいという思いに捉われ過ぎ

下らないことに気を使うくらいなら自分自身を見失ってしまわないように気を使っていくべき

過去を見つめるよりも今を見つめよう

今の自分
3秒保存
頭脳の動き
  ⇓ わずかな記憶のみが残る
記憶の中の自分

今この瞬間に注目してみよう
☑ 実際に経験したことと記憶に残っていることはかなり違っていても当然

例 夏休み
子供たちは夏休みの期間中よりもむしろ夏休みが終わってから「夏休み」という言葉を幸せに感じる

・今の自分と過去の自分のどちらが正しいとか簡単に比較できるものではない
・誰もが自分の人生に汚点を残したくないと感じているのでしょうけれども、
 それって「記憶の中の自分」を重要視している
・汚点を残したくないと願うあまり現実から目をそらしてしまっては本当に人生を満喫できていない

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