一流の投資家はなぜ、メンタルを大切にするのか?  著者:投資メンタルマネジメント研究会

一流の投資家はなぜ、メンタルを大切にするのか?

投資メンタルマネジメント研究会
投資、心理、マネジメントのエッセンスをバランス良く効果的に統合した「投資メンタルマネジメント」のスキルを身につけ、長期的・継続的に投資での成功を探求する研究会。投資で成功している人たちの共通要因・エッセンスを抽出し、運用パフォーマンスの向上に加え、メンタル面やマネジメント力の強化を図り、その成果を社会に発信することを目的に活動している。海外MBAホルダー、ファンドマネージャー、証券アナリスト、テクニカルアナリスト、企業経営者、経営コンサルタント、中小企業診断士、心理大学院在学者、メンタルヘルス・マネジメント資格保有者など投資、経営、心理に関わる経験を有する多彩なメンバーが参加している。

心理的要素から動く相場に振り回されないために

相場の動きには色々あり、
指標発表である程度予測でき織込み済みの動き方もあれば、
急激に思わぬ動きをすることもあります。

買いが多くなれば大きく上がります
売りが多くなれば急下降します

相場の変化を分析し理解する行動ファイナンス理論を学習することが必要

ですが... 相場の動きに惑わされて、自身の不安感から流れに同調する行動をしないよう、心を強くもつメンタルコントロールを高めることも大切です。

データ分析に加わる心理的要素

ファンダメンタル分析
現在の株価格が妥当であるかを判断し今後の動向を予測すること

テクニカル分析
これまでのパターンに当てはめて株価の値動きを予測すること
      ⇓
数値や情報を元に調査します。

それとは別に...
心理的要素が加わり相場を動かすことがあります

相場自体が強気で上昇
上げ止まり予測
本来の価値

データ分析で株価が本来の価値よりも高くなっている場合、そろそろ上げ止まると予測しますが、相場自体が強気で全体的に上昇していれば割高と感じず投資してしまいます。

行動ファイナンス理論が広がりました

近代金融理論上
ポートフォリオ理論上
世間にある情報をもとに恒常的に利益を上げることはできないという効率的市場仮説があります。

具体的には
株価が割高になれば売り割安になれば買うとういう動きで、市場は効率的に機能するという考え方です。

しかし...
実際に投資をしているのは人間であるため、感情に流されてしまうこともあり、効率的に動かない場合もあります。

負の要素に反応する人の心理変化

人の感情は、負の要素に対して敏感であると、行動ファイナンス理論は説いています。

損失回避性
 株の価格が上がるときよりも、急激に下げたときに感じる恐怖や不安感が、 心に大きなダメージを与えます。

感応度逓減性
 損失に対しての金額が小さくても不安を敏感に感じてしまうのに、額が大きくなっていくと、感覚が鈍感になります。

人につられてしまう習性

1985年金融緩和により資産価格が上昇し地価が高騰しました。
1987年財テク活動をする人が増え、高額なゴルフ会員権を購入する人、
上場したNTT株に投資する人が多くいました。

人には多くの人が行っている行動に、つられてしまう習性があります。

バブルの仕組みも、皆が購入して利益を得ているから、自分も購入するといった
合理的群衆行動から起きました。

株投資において、自身が情報を元に分析した予測があっても、相場の動きに合わせた方が良いのではと考えてしまいます。

相場の上昇と下降における心理状態

トレードハイ
 株式、為替、商品先物など価格変動  
 商品の売買を通じて、楽観、幸福感、 
 気分の高揚、陶酔など、テンションの  
 高い症状があらわれることを言います。
   ⇓
・緊張感がなくなる
・高い買い物をする
・業績が良くない企業に投資をする

トレードうつ
 買い注文の遅れや見込み違い資産運用
 における重圧を感じてしまい、精神的に
 不安定になることを言います。
   ⇓
・過度の責任を感じて自分を責める
・相場の動きが気になり睡眠がとれない

正しい判断と解釈をもつ能力が必要です

人は大きな重圧を感じると、ストレスを溜めてしまい、意識や行動が正しく行えず、身体も壊してしまうことがあります。

失敗に対して過剰反応
次回も間違ってしまうと思い込み
成功をイメージできなくなる
解析の間違いを引き起こす
正しいデータ分析をせず、自己の感情で決めてしまう

正しい判断や解釈を常に行えるためには、自身の認知活動を客観的にとらえる能力を高めることが重要です。

防衛メカニズムから起こる行動

以前の損失を記憶から消してしまい、失敗を二度としないための学習ができないが、自己意識よりも深い部分に失敗の記憶がのこり緊張してしまう。

人から勧められた株を、相手が高く売ろうとしていると、自分が持っている欲望を相手の行動に当てはめてしまう。

抑圧されて押さえていた欲求が無意識に出て、相場が下落しているのに買い続けるような反対行動をとってしまう。

自身の心理状態を正常に保ちましょう

防衛メカニズムから起こる悪影響をなくすためには、自身の心理状態を正常に保つことが必要です。

■投資に充てる資金は、生活費など必要な費用を使わず、余裕資金で行うこと。
■自身の思考を客観的に判断し、固定した思考を取り除き、正しい考え方を導きだすこと。
■防衛メカニズムからマイナスな方向に引きずられないよう、冷静な判断を常に意識しておくこと。

保有資産の管理方法

ポートフォリオ管理法
 保有する銘柄をリスト化し、資産運用の分散化をどう行うのがよいのか判断 するために使います。

ポジション管理法
 所有している資産を買いにするか、売りにするのかの判断や、時期を決めるときに使用します。

資産管理をもとに、相場の変化に対して柔軟な行動をすることに役立てます。

大暴落の対応策を身につけましょう

急騰と大暴落は、10年間で1,2年発生すると言われています。
いつ発生するのか予測するのは難しく、万全な防御策を打ち出すことはできません。

損失を最低限に抑えるために、急騰した際の分析や下落した局面での対応など、危険を回避するために、自己資産の管理方法を適格なものにしておかなければいけません。

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