NETFLIX コンテンツ帝国の野望     著者:ジーナ・キーティング

NETFLIX コンテンツ帝国の野望

ジーナ・キーティング (Gina Keating)
フリーランスの経済ジャーナリスト。米UPI通信、英ロイター通信に記者として在籍し、10年以上にわたってメディア業界、法曹界、政界を担当。独立後は娯楽誌バラエティ、富裕層向けライフスタイル誌ドゥジュール、米国南部向けライフスタイル誌サザンリビング、ビジネス誌フォーブスなどへ寄稿している。本書は処女作に当たる。

NETFLIX コンテンツ帝国の野望

GAFAを超える最強IT企業

・ジャンル:リーダーシップ・マネジメント 経営戦略 起業・イノベーション 人事 マーケティング 産業・業界 テクノロジー・IT
・著者:ジーナ・キーティング 牧野洋(訳)
・出版社:新潮社 出版社ページへ
・定価:1,800円 (税抜)
・出版日:2019年06月25日

NETFLIX(ネットフリックス)

アメリカ最大の動画配信サービス

☛世界190国以上が利用
☛ 契約者は1億3千万人以上
☛ 売り上げは157億ドル(1.5兆円)

本書の要点

要点1

NETFLIX(ネットフリックス)
 ■世界で初めてオンラインDVDレンタルサービスを開始
 ■戦略方法と仕組みについて、常に新しい方法を求め改善

要点2

最大のライバルであったBlockbuster(ブロックバスター)
 ■店舗型ビデオレンタルの大手
 ■オンラインDVDレンタル部門を開設
 ■店舗とオンラインとの共存で顧客数を増やす
  →しかしCEOが代わり、経営方針の失敗により失速

DVDを郵送するレンタルサービス

NETFLIX(ネットフリックス)創立当時
映画を観賞する家庭用映像規格はVHSビデオテープがほとんど

DVDを利用してもらうために・・・

•サービス内容の普及
インターネット掲示板で影響力の高い人物たちに働きかけ発言してもらう

•サービス実施
DVDレコーダーを購入した際、製品の中に無料クーポン券を同梱するサービスを、メーカーと提携

•顧客数増加
その分無料利用が多くなり、赤字が続く時期もあり

延滞しても追加料金は発生しません

レコメンド・エンジン CineMatch(シネマッチ)
 ・利用者の好みにあったDVDを紹介
 ・観たいものを即座に見つけられる
 ・思いがけない作品の紹介

配達日数の短縮化
  •翌日に配送できる地域の設定
  •次の日にDVDの観賞可能

月額制プラン
 ・ •返却期日を定めず、延滞料金の発生なし

店舗型のビデオレンタルとのサービスに大きな差をつけました

ライバル社Blockbusterの対抗

NETFLEX
 ・2003年にはサイト登録者が100万人まで増える
 ・2002年に新規株式を公開し上場
 ・純利益650万ドルを計上

BLOCKBUSTER
 ・VODの家庭配信を検討
 ・エイロンが、巨額の不正経理・不正取引による粉飾決算が明るみになり倒産
 ・大量のVHSビデオテープの処分と、多額の費用を掛けてDVDへ切り替え

店舗型のレンタルサービス派 VS オンラインサービス派 
                →店舗型と切り離し独立

NETFLIX(ネットフリックス)のCineMatch(シネマッチ)は、技術的に優れていて太刀打ちできない状態
               ⇓
2004年同じサービス   DVD郵送レンタル開始

対抗手段は月額制が2ドル安いという点のみ

調査・研究・解決策を研究
利用者の声を調査 → 分析・改善 → 実績

•レコメンド・エンジン機能(CINEMATCH) … システム構築
•郵便局エリアに物流センター設置  … インフラ
•配送エリア、到着日数  … コスト削減

顧客に向けたサービス提供の資金

NETFLIXの優位な点

・資金力
DVDを借りて、その費用を支払うタイプのビジネスにおいては、なかなか利益が出ないので、ある程度の資金力が必要

・新たなサービス追加
新規に登録しても解約するのを阻止するため

・登録者数の増加
顧客へのサービス提供

・Blockbusterの失敗
予算が少ないのにレンタル料を安くしている
コストばかりが増え続け、資金調達が回らなくなる
サービスが滞ってしまい、登録者数が伸びなくなる

Blockbuster独自のサービスを開始

2006年11月 「トータルアクセス」サービス開始
☛7000以上の店舗をオンラインレンタルサービスと結びつける
☛無料で店舗のDVDレンタル
☛オンライン利用者は店舗で返却可能

2ヶ月後 100万人の新規契約者獲得

1年後 会員数200万人達成

NETFLIX(ネットフリックス)は、このサービスを超えるものが提供できず、新規に契約する顧客を得られないどころか、既に会員の顧客が流出する危機的状況に陥りました。

Blockbusterの幕引き

NETFLIX  → 投資家の離脱
        対策案が見出せない

×拒否↑ ↓買収を提案


BLOCKBUSTER → CEO交代     オンラインサービス
          ↓       レンタル料金の値上げ
        店舗への強化         ↓
                      顧客離れ
                       ↓
                    2010年 倒産

転送再生配信サービスを開始

動画配信サービス開始(ストリーミング方式)
・送信エラーを防ぐ
・ダウンロードしながら再生可能

■映画製作会社やケーブルテレビから提供を受ける

配信サービスの普及
・ダウンロードの待ち時間を気にする必要なし
・いつでも動画の視聴が可能
・視聴後はPCメモリからデータ消去

再生対応の機器を増やす
・ゲーム機やブルーレイディスクプレイヤー
・アップル社製品

NETFLIXは2012年には、利用者は2000万人以上となり、売り上げは9億ドルという大企業になる

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